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テクニカル Q&ASND17 - サウンドコントロールパネルによる音声入力設定方法 (1999 年 10 月 5 日)
Q: われわれのアプリケーションでは、ユーザがサウンドコントロールパネルで音声入力デバイスを設定できるようにしています。しかし、Mac OS 9 でこのアプリケーションを起動すると、アプリケーション動作中は、ユーザがサウンドコントロールパネルを使って音声入力の設定を行うことができなくなりました。どうなっているのでしょう。 A: Mac OS 9.0 ではサウンドコントロールパネルは通常のアプリケーションになり、特権がなくなりました。サウンドコントロールパネルは標準のサウンド API でドライバ設定の調整を行います。音声入力ドライバにはオープンの際アクセスモードの指定が必要です。音声入力ドライバを録音のために (読み込みではなく書き込みになります) 開いていると、他のアプリケーションはそのドライバを開くことができず、設定を変更することもできません。 自分のアプリケーションの実行中に、別のサウンドアプリケーションが勝手に録音設定を変更できてしまうのは困ります。これはサウンドコントロールパネルについても同じ理屈が成り立ちます。 最善の策は、アプリケーションの中からユーザが音声を設定できるようにすることです。あなたのアプリケーションとの整合性を失わないかぎり、それはどんなインタフェースでもかまいません。第二の策は、あまりおすすめしませんが、アプリケーションを起動する前に、ユーザにサウンドコントロールパネルで設定を行ってもらうことです。 もうひとつの可能性としては、録音作業はすべて QuickTime にまかせ、入力の設定は Sequence Grabber API を使うという方法もあります。
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